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昨日和歌山市民会館で行なわれた「愛と平和のコンサート」に行ってきました。
第一部は,チェロとピアノのコンサート。癒されました(~v~)
第二部は、合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」

「ぞうれっしゃがやってきた」は1986年以降全国的に行なわれていて、和歌山でも20年以上もの歴史があるそう。
3才くらいの子どもから年配の方まで、老若男女総勢100名を超す合唱は圧巻でした!

戦時中、軍の命令で動物園の動物たちが次々と殺されていくなか、園長たちが必死で象たちを守り抜く。戦後、2頭生き延びた象を見たい、と子どもたちの夢をのせた「ぞうれっしゃ」が名古屋へと向かい走る、というストーリー。

戦争中の話ですが、今の日本の現状を見ると、遠い昔の話ではなく、
近い未来の話のように感じます。

基地問題、オスプレイ、原発、政府に都合のいい法律改正諸々、尖閣問題…
今まで私は平和な国で生きている、と思っていたけれど、こんなにいろんな問題が出てくると、戦争に走った頃の日本と何ら変わりのない国に生きているのだと分かってきます。

ただ、信じたいのは、政府や官僚が戦前と変わらない体質だったとしても、私たち一人ひとりが政府にNo!と主張する力をもっているということ。自分の価値観を発信する力をもっているということ。
発信力の一つに、音楽や歌の力があることも気づきました。

私は今の日本のこの状況に時折絶望的になりながらも、
全てのこの最悪な状況は一つにつながっていて、
一人ひとりがアクションを起こせば、きっと状況は良い方向に変わっていく、
という希望を持っています。

今日は、全国的に大きなうねりと成っているデモ、和歌山では、初!
「原発さよなら行進@和歌山1」が行なわれます。
私も家族で参加してこようと思っています。
自分と人のいのちの両方を大事にする多くの人と出会い、
一緒に行動できること楽しみにしています。


原発をめぐる問題が次々起こり、
それを追っかけている間に日にちがたってしまいました。

でんでん虫No5は、新聞やニュースでは報道されない
健康被害の現状と、保養について、
講演会等で知ったことを書きました。
そしてこの夏、和歌山でも福島の子どもたちを受け入れる
取り組みがあり、今後もこういった取り組みはとても大事になって
くると思うので、つうしんでご紹介しました。

我が子は1才半を過ぎ、目が離せなくなってきました。
今は、なかなか時間が取れず、思うように動くこともできないけれど、
できることを探して、周りで頑張っている人たちの活動に
少しでも関わっていければ、と思っています。

でんでん虫No5表.jpgでんでん虫No5裏.jpg

和歌山で放射能のこと、被災地のことを真剣に考え、
行動している心強い仲間がこんなにいるんだよ〜ということをみんなに伝えたく、
4市民団体を紹介するチラシを作ってみました。

震災による避難者を支える「にんにこ被災者支援ネットワーク・和歌山」
若いお母さんたちが中心となり署名やおしゃべり会等でネットワークを広げる
「放射能から命を守りたい集いin和歌山」
避難してきたお母さんたちによる「関東から避難して来たママのお話し会」
子どもを被ばくから守るために行動する「子どもたちの未来と被ばくを考える会」


A5サイズ裏表のもの
コドモノイノチマモリ隊A5おもてコドモノイノチマモリ隊A5うら

A4サイズ表のみ(文面はA5と同じ)
コドモノイノチマモリタイA4
A4サイズ表のみ モノクロ
コドモノイノチマモリ隊モノクロ.jpg



みなさん、何かをしなきゃ、という切実な思いで、日々動いています。
とくに「関東から避難して来たママのお話し会」は母子の生活で大変な中、
放射能から身を守るために何をすべきか、自ら勉強して和歌山のお母さんたちのために情報発信しています。

活動の紹介、お友達への話題作りなどにチラシを使っていただけると嬉しいです。
もちろん、活動への参加も大歓迎です。
「私も実はちょっと関心あるんだ」という方いらっしゃいましたら、
各団体までお気軽にご連絡くださいね。

今日は、コープ自然派和歌山の設立認可記念イベント、
市内にある人気カフェ「ti.po」のオーナーとスタッフさんを講師に迎えての料理教室でした。
玄米ご飯、豚の角煮、胡麻豆腐、玉葱ドレッシングの作り方を教えていただきました。
オーナーさんは、良い食材、良い調味料を選ぶ大切さと同時に、
「例えば玄米は放射能の影響を心配する声もありますが、一方でデドックス効果があります。
気持ちが沈んでいてはおいしい料理を食べてもも味がしません。
一人ひとりが(納得いくよう)判断し、後は必要以上に心配しないで、
楽しく、美味しくいただくのが良いと思います。」
とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

ちなみにコープ自然派は、全商品サーベイメーターで検査(これは気休め、といっていました)、
1日20品ベクレルモニターで10bq/㎏までを測っているとのことです。
もう少し検出限界値を下げて測ってもらえないか、と質問したところ
10bqなら、1検体15分で測れるが、
下げようと思えば何時間〜何十時間もかかり、どんどん来る商品を測る事ができなくなる、
とのことでした。
1才の娘の母親としては、パンやご飯、青果などだけでも1bq以下で測って欲しいと願いつつ、測定器も高価だし、時間もかかるようでなかなか現実には難しい、
まあ、正直にやってくれているから、あとは自分たちの判断だなあ、
と思いながら帰ってきました。

そして家について調べものをしていたら以下のようなホームページが!
和歌山市「放射能に関する安心・安全情報」に、
「和歌山市内に流通する食品中の放射性物質の検査結果について」
和歌山市ホームヘージ

何を測ったのか、食品名も、検出限界値も書いてません。
これを見て安心する人はいるのだろうか、
それとも、多くの人は「不検出だから放射能は入ってない。よかった」と思うのだろうか、
和歌山県(注1)が高い検査器2台を購入している、とは以前に聞いていましたが、
今回初めて出てきたものがあまりにあまりにお粗末な測定結果で、
めちゃくちゃビックリしています。

(注1)記載誤り 和歌山市→和歌山県に変更(2012.6.3)

市に申し入れた説明会が実現しなかったので、
震災がれき受け入れ問題についてTELで確認してみました。
課長さんと色々話した中で私が一番気になったのは、
もし受け入れることになった場合の放射線量の基準です。

「フェニックスの問題がクリアされた場合、次の段階に入る。
関西広域連合や他の市の受け入れ基準をみながら・・・」
と、言っていました。

市議会の決議文内に
「和歌山市が処理している通常の廃棄物と判断されるものについて受け入れる」
とあるにも関わらず、それは守られそうにありません。

結局、
国の基準は高すぎるが、放射性物質がないものはない、
クリアランスレベル100bq/㎏や他市の基準を踏まえて考えていく、
というのが市の考えのようです。

他には、
以前は岩手のがれき、と言っていましたが、今回のTELでは、
岩手には限定されず宮城のものも受け入れる可能性はある
と、わかりました。

まだ具体的に話は進んでいないらしいですが、
最終処分場フェニックスでの受け入れが可能になり、
国からの説明(圧力?)がくれば進んでいくと思うので、
市がどこに「受け入れ基準」を定めるのか注視していかないと、
と思いました。

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