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畑を始めたわけ

2016年08月05日
この春から、「なるコミ」の畑で野菜作りを始めました。絵文字
農家の先生に一から教えてもらいながら、ど素人の私も、こんな感じで育てています。

画像
収穫を待つキュウリ、なす、オクラたち絵文字

そもそも土も虫も太陽もキライだった私が、なぜ畑を始めようと思ったのか?
それには深〜い理由があるんです絵文字

一番の理由は、来たるべき食糧難に備えて絵文字
わたくし、いたってマジメです(--)
このところのきな臭い動き。
私たちが生きている間に、戦争に巻込まれたり、お金があっても食べ物の買えない日が来ると思うのです。
そのとき、まったく土に触れたことないよりは、少しは育て方を知っていた方が良いかな、と。
やや危機感に近い理由から畑してます。
でも、農作業はとっても楽しいです♡

もうひとつは、アディクション抱えてしんどい人たちと一緒に畑がしたいから
野菜作りをしてみると、うまくいかないことや自分の力じゃどうにもならないことも多くて。
でもそれは、完璧主義で、自分の努力でなんとかできる!とがんじがらめになっている依存症の人には、色んな気づきを与えてくれます。
素直に、太陽や植物は、こころや身体を整え効果もあり。
依存症からの回復をめざす施設で寮母するのが私の学生時代からの夢絵文字
今はその夢に農作業がプラスされました絵文字

オクラ
大好きなオクラのお花
とりあえず1年、暑い日も寒い日も、投げ出さずがんばるぞ〜


今日、お世話になっているヨガの先生がボランティアで「中之島子ども食堂」に関わっていることを知りました。
「中之島子ども食堂」は、食事に困っている子どもや一人親だけでなく、どんな人でも食事していい、ということだったので、さっそく子どもたちを連れていってきました。場所は、鳴神ファームで通い慣れている、宇都宮病院の「なるこみ」でした。

ドキドキしながら「初めてなんですけど…」と中に入ると、「初めての人は、先ず歌を歌ってもらいます。はいどうぞ〜」と、とってもウエルカムな歓迎を受けました(笑)絵文字

子どもたちは名札を作り、バイキング形式で料理をとっていきます。
なるこみの薬膳料理と思われるものや、ボランティアさんが作ってくれたカレー、ポテトサラダ、野菜のマリネ、卵スープ、桃のコンポート、ケーキまで!愛情いっぱいのごちそうでした絵文字
子ども食堂

子どもらと食事している間、周りを見渡すと、小学生のグループ、親子連れ、勉強してる子、中には男性一人で食べている姿も。もはや「子ども食堂」というよりは「ごちゃ混ぜ食堂」絵文字。スタッフやボランティアさんたちが、一人ひとりに配慮しながらさりげなく声をかけているのが、素晴らしいと思いました。ああ、子どもたちはこんな環境で過ごしたら、大人を信頼することができるんだろうな、と思いました。

全然悩みのない家庭なんてないだろうし、悩みのない子どももいない。
人との温かいつながりの中で、子どもたちを中心に、全ての年齢の人が支えたり支えられたりしながら生きていく。

子ども食堂のような取り組みが地域にどんどん広がっていけばいいなと思いました。

3年ぶりに更新です。
育児の手がちょっぴり離れ、昼間は自分の時間が持てるようになりました。
そして自分がずっとしたい、と思っていたことを実行に移そうかな、という気持ちがモクモク湧いてきています。

それは、和歌山でアディクションで悩む女性や子どもたちのSHG(セルフヘルプグループ)を作ること。
すでに和歌山では、摂食障害や薬物、アルコール依存などのSHGはいくつかありますが、ミーティングがだいたい夜なので、昼間に例えば赤ちゃん連れでも参加OKのミーティングなどができればいいな、と思います。
それから、私自身がもっているアディクションのグループがなく、孤独でつらい思いをしたので、色んなアディクションをもつ人たちが集まれる場を作りたいと思っています。

やめたくてもやめられず自分を責めてしまっている人。
誰にも言えなくて、しんどい思いをしている人。
どうしたらいいかわからず堂々めぐりをしている人。

3人よれば、なんとやら。
一人で悩まずに、気軽にお茶でもしながら、アディクションの悩みを一緒に語り合いませんか?絵文字

先ほど、『モンサントの不自然な食べもの』をプラザホープで観てきました。

以前、『いのちの食べ方』というDVDを友人たちと観て、
食の安全ついて色々語り合った時、この映画のことを知りました。
娘2人を連れて行くのは心配でしたが、
下の子は直前に授乳し満腹に、上の子もおにぎりなどでごまかしつつ、、、
最後までなんとか無事鑑賞できました(・∀・)﹆

このたび映画を観てわかったこと。
・例えば「遺伝子組み換え大豆」は、モンサント社が
「ラウンドアップ」というあらゆる草を除草する農薬に耐えられるように種子を作った。
そのためモンサントの種と農薬が一緒に使用されること。

・食品の安全性を判断する機関、政府、裁判官の全てが、
回転ドアのようにモンサントに関係する人たちで固められている。
それにより、アメリカでは遺伝子組み換え作物は安全に関する基準すら
設けられていないこと。

・遺伝子組み換えされた種子は特許が取られている。
モンサント独占になっていて、農家は高い種を買わなければならないため、
貧しい国や地域では借金による自殺者が毎年多数出ている。

「安全です」「飢餓を無くす」「科学の進歩」
そんなきれいごとの裏には、大企業の利益がしっかりうごめいているようです。

「作る人・食べる人の健康よりも、企業の利益優先」
「国民の安全よりも、政治判断優先」
どこかで聞いたような構図・・・
素朴に地道に生活している人よりも、大企業に都合の良い社会。
なんだかなあ〜。モヤモヤ。

映画『ひろしま』

2013年06月23日
昨日、映画〜1945年8月6日、原子雲の下の真実・愛〜『ひろしま』(ベルリン国際映画祭 長編映画賞受賞作品)を観てきました。
会場の大阪女学院ヘールチャペルいっぱいに、小学生、中高生、年配者、シスター、たくさんの人たちが観にきていました。

この映画の原作は「原爆の子」という、広島で被爆した子どもたちの作文を集めたもの。
映画を観てショックだったのは、被爆の惨状は言うまでもありませんが、
それよりも何よりも「原爆が落とされて7年後、すでに広島では大砲が作られていた」という事実。
何十万という人が犠牲になり、悲惨な体験をし、なお白血病などの原爆症や差別で苦しむ人たちがいる一方で、町には軍艦マーチが流れ、工場では鉄砲玉が作られ、次の戦争への準備が着々と進められていた・・・
そのことに愕然としました。

他にも、印象に残った場面はたくさんあります。
とくに、
・戦意を喪失させ混乱を招くという理由で、原爆の事実をすぐには市民に伝えなかったこと
・原爆症に対して、診察はすれど治療はせず
・大義(国家)のためには犠牲(個人の命)もやむなし、とする軍の姿勢
これらは、悲しくも福島原発事故が起きた今の,そしてこれからの日本に通じる所があり、深く心に残りました。

『ひろしま』は、作文を書いた生徒たちの願いを受けて、全国の教職員たちが制作費を出し合って作られたもの。広島市民8万8500人もエキストラとして協力。
昨日の上映会場にも、当時エキストラとして映画に出演された女性が来ていました。
そういう、被爆体験をした市民の平和を願う思い、「二度と同じ過ちを繰り返さないで」という子どもたちの祈りが、この映画からはダイレクトに伝わってきました。
彼らが残してくれた遺産、そのバトンをきちんと次に繋げていかなければ、と思いました。

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