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私はつい半月ほど前までは、瓦礫の広域処理の問題について
「放射性物質がついていたら怖いな」というくらいの認識でした。
何が正しいことなのか分からなかったのです。
和歌山市議会で「震災がれき受け入れ」が決議されることを知り、
初めて真剣に考えました。

まず、政府の「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する
特別措置法の概要」と「広域処理における安全性にの考え方ついて」
を読みました。
8,000bq/㎏のセシウムが瓦礫に含まれていても
作業員や周辺住民に問題はない、としていました。
環境省の「広域処理情報サイト」には、
瓦礫が山積みされた写真や被災者の声が載っていました。

その後、様々な専門家の考えを読みました。
中部大学教授 武田邦彦氏のブログ
「がれき受け入れについての医師の立場からの意見書」
神戸大学大学院教授 山内知也氏
京都大学原子炉研究所助教 小出裕章氏  の見解など
政府が安全と定める放射性物質の量は決して安全ではないこと、
焼却炉にフィルターをつけても放射性物質が外に排出されたり灰として濃縮されることなど
がれき広域処理の危険性が科学的に述べられていました。

「被災地の復興支援のため、瓦礫を全国で受け入れるべきだという
お考えをお持ちの皆様へ」
や、
326院内交渉 環境省:がれき全国拡散について 情報ブログから、
さまざまなリンクに飛んでさまざまな人の意見を読みました。

そして、政府の進めようとしていることは間違っている、
という結論になりました。
そう私が強く感じたのは、被災地である岩手県
陸前高田市長さんの話を知ったことです。
(読んだことのない人はぜひ読んで下さい!)

また、東京都でガレキ処理を委託した業者先が東電の関連会社であること、
瓦礫を受け入れれば受け入れるほどお金が儲かることも、
「これで本当に被災地のためになるのだろうか?」
と自分の中でとても違和感を覚えました。
東北の瓦礫を沖縄まで運ぼうとしていることにも、
普通に考えたらおかしいと思いました。

私は、まだ勉強しはじめたばかりなので、
この問題についてきちんと分かっていない部分もたくさんあります。
がれきの広域処理が100%被災地の復興のためにならない、
とも思いません。
けれども、
放射能汚染を警告する専門家の意見に耳を傾けようとせず、
心配する市民に対して筋の通った説明もできず、
膨大な税金を使いながら、
一方で一部の大企業や政治家と関係のある人たちが得をするしくみになっていて、
瓦礫を地元で処理したいという自治体の声や
必要とする支援を求める被災地の声をはねのけながら、
「被災地の復興のため」と推し進めるような方法は間違っていると思いました。

被災地への効果的な支援のあり方は、もっと他にあるはずです。
瓦礫の広域処理に反対することと、
本当に被災地のためになる支援を探していくことは、
セットだと思うので、私はその二つを一緒に考えていこうと思います。


それに、この問題は、瓦礫の処理問題にとどまらず、
政府や一部の政治家や大企業の人たちが自分たちに都合のいいように
もっていこうとする姿勢というか、日本の政治のあり方、価値観そのものが
あらわれているようにも思います。
そのあたりは、全然勉強不足だから分からないけど、
なんとなくそう思うのです。
だから、よけいに、一生懸命にこの瓦礫の問題に取り組まないと、
と、私は思っています。


今朝、和歌山市長および議長さん宛に要望書を提出してきました。
なんせ初めてのこと、最初、提出場所を間違えました(・。・;)

要望書は、「それって何?どう書くの?」というところから始まり、
「決議」「議案」「採決」といった言葉の意味ををネットで調べながら作りました。
まだ議会の流れや仕組みすらよく分かってないので(恥)
間違っているところ、トンチンカンな文になってるところもあるかと思います。
(まちがっているところあればご指摘ください。今後のためm(__)m)
いま自分が感じていることを、自分の言葉で伝えようと思い、書きました。
(以下は議長さん宛の文書↓)

和歌山市議会 
   議長殿
    
   「震災瓦礫受け入れ」議案に関する要望書

1、早急に瓦礫受け入れを決議するのではなく、和歌山市に住む
子どもたちの健康と命を守ることを最優先に考えた議論ができるよう、
議会を進行してください。


大人にとっては微量の放射性物質であっても、震災瓦礫を燃やすことは
子どもたちを少なからず被ばくさせます。
放射能について現時点ではよくわからないことも多く、
「おそらく大丈夫だろう」ではなく、将来を担う和歌山の
子どもたちの命と健康を第一に考えた議論ができるよう、
よろしくお願いいたします。

2、放射性物質のついた瓦礫を移動・燃やした時の危険性、市の
考える安全基準、測定方法など、私たち市民に聞かれた際、科学的に
説明できるよう、議会で議論し、議事録に残しておいてください。


「思いやり」や「絆」といった曖昧な言葉ではなく、そもそも震災で
出た瓦礫の内2割を全国で処理しなければならない理由なども論理的に
市民に説明できるよう、確認しておいてください。
  
  2012年3月21日        氏名 
                  住所 
                  電話 
  

市長さんには、上記のような内容と、瓦礫の受け入れを決めてしまう前に、
住民向けの説明会を開いてほしいという要望を書いて提出しました。

その後、市民クラブの丹羽直子議員と直接お話してきました。
・去年の4月から、和歌山市は瓦礫を受け入れることはできる、
と国に言っている
・「1トン何万円、とか、お金が入るからということではなく、
国から受け入れてほしいと言われてそれを受けた形になっている
・議員も、100bqの瓦礫を燃やしたら8000bqの灰になること等、
勉強している。現段階では、何か決まっているわけではなく、
これからどうしていくか検討する。
・自分も子どもがいるので、お母さんの不安は分かる。(議員の)中で
行われていることが、外(市民)から見たら分からないから不安ですよね。
など、おっしゃっていました。

丹羽議員との対話をまとめると、
母親として不安な気持ちはよく理解できる、
でも22日の議会では、がれきを受け入れる方向で決まる、
しかし具体的には何も決まっていないので、これから決めていく

ということでした。

う〜ん、
ガレキの危険性、安全基準、測定方法、何も決まってない状態で、「ガレキ受け入れを決議する」という意味が、私のなかでは「?」でした。
私が市政のことを十分に理解していないのか、
それとも議員さんのほうが矛盾したことをいっているのだろうか・・・

明日、決議されるとは思いますが、
今後もしっかり見守っていきたいです。

今朝、和歌山市役所に行き、ガレキ受け入れ問題について
市長さんへの要望書の提出に同行し、その後、
市議さんたちとも少し話をしました。

「住民への説明会を開いて下さい」という訴えに対して、
「話はききますが、ガレキを受け入れるのも思いやり」と言ってました。
安全といえるのか、という問いには、議員さんは
「わからないが、国がきめる基準をみながら…」というような返事でした。

他の議員さんにも話をしにいったママさんによると、
あさって22日に議案が採択されることは決まってるようで、
すでにTVに出る手はずも整ってるとか。
「市民にちゃんと説明してください」と言ったところ、
「22日(採択された後)にテレビに僕がでて説明します」って返ってきたとのこと。
議案として話し合いされる前に、すでにすべてが決まっているのは、
おかしいな、とおもいました。

そのママさんは、子連れでいったところ、
議員さんに「子どもをダシに使って」と言われたそうです。

原発建設阻止に関わってきた方の話によると、結局は今回も、
しっかり利権が絡んでいて、ガレキ1トンに対して6万円が入るそうで、
自治体はこぞって手を挙げているのだそうです。

今日、私は何もわからず後ろからついていきました。
全然市民目線でない和歌山の議員さんたちを目の当たりにしてつらかったけど、
現実を知ることができました。  

被災地のためになるなら、受け入れを考えなきゃって私は思います。
でも、被災地で雇用を生むために処理場をつくりたいという地元自治体の声は聞かずに、
全体のたった2割のガレキを、安全性もわからない現状で、
お金が入ってくるからという理由で全国で受け入れようとしているのは、やっぱりおかしいと思います。
もし、利権がらみではなく、本当に被災地のためになるなら、
市や県から、ちゃんと説明をしてほしいな、と思います。

近日中に、和歌山市や県が、震災がれき受け入れの決議を
全会一致で行うと知り、にわか勉強ではありますが、
調べてつうしん作ってみました。
ガレキ処理の問題あまり考えたことない方、
とくに読んでもらえると嬉しいですm(__)m

でんでん虫つうしん号外.jpg

補足:環境省は、8月29日、一般廃棄物として8,000Bq/kg以下の焼却灰を埋め立て処分することを可能とした。また8月31日には、8,000〜100,000Bq/kg以下の焼却灰について、隔離層の設置などの条件を満たせば一般廃棄物最終処分場での埋め立てを可能とした。

先日、わかやま環境ネットワークの講師の方2人にママ友宅にきてもらい、
お話していただきました。
ママ3人に対して講師2人。・・・なんて贅沢な勉強会(^_^;)

エネルギー体験、エネルギーの現状、ライフスタイルについて など。

エネルギーの消費は40年間で10倍に増え、
現在のエネルギー自給率はたった4%ということを知りました。

電子レンジよりも、ガスコンロを使ったほうが、いい、
というのは、エネルギーの分散という視点だけではなく、
電気は作られて送電線を通ってくるあいだにエネルギーが減るけど、
ガスは直接使うので、効率的にエネルギーを使うことになる、
ということで、なるほど!と思いました。

調理のときの電気やガスを考えるだけでなく、
たとえば、海外の牛肉が食卓に並ぶまでにはすっごくエネルギーを使っていて、
地元の魚や野菜を食べるのに比べたらムダ
(とまではおっしゃっていませんでしたが・・・)
が多いようです。
栄養や放射能の影響を考えると、今はどの食品を選ぶか難しいですが、
どんな食材を買うかで、どれだけエネルギーを使う生活をするか
大きく変わってくるところが目からウロコでした。

和歌山市内に、20代の夫婦で、数百円の電気料金で生活している方がいるらしいです。
掃除機、レンジ、TV、パソコン、冷蔵庫さえ置かずに生活していると聞き、びっくりしました。
「そんな生活、私にはできないよ〜」と思いましたが、
その後、
「親の生活スタイルが、子どもの生活スタイルになる」
つまり、親がたくさんエネルギーを使う生活をしていると、
子どももたくさんエネルギーを使うようになる。
と聞き、
「んー少しは自分たちの生活スタイルも振り返ってみなきゃ」
という気持ちになりました。

家庭から出るゴミの約半分は水分で、
その水分を燃やすのにたくさんの石油を使うことを知りました。
今は水切りカゴのゴミをギューギューと絞ってます。
ホントは天日干しするともっといいらしいです(^_^;)

昨日は、自転車をこいで、発電体験をしました。
LEDをつけるのは簡単でしたが、蛍光灯に使われている電球など、
たった3つをつけるのにも、ペダルが重くて必至でこぎました。
でも、どんなに大変でも、こんな不安定な時代、
一家に一台、発電機があればいいのにな、と思いました。

非電化製品の紹介、産消提携の発想など、他にも
いろいろ教えてもらったので、
今日参加できなかった友人とも情報シェアしたいです(^O^)/

『mission Anny!』

2012年03月07日
今まで原発や放射能について考えたこともなかった私が
「でんでん虫つうしん」をつくろうと思った理由は
戦争も原発も「核」という点で一緒だったから。

そして、
平和も原発も限られた人だけじゃなく
みんなで考えていかなくちゃ、
と思ったから。

そんな思いにぴったりの取り組みを、先日、twitterで
見つけました。

mission Anny
エネルギーのあり方を考え
地球と末永く仲良く暮らすことを望み
いかなる暴力も好まず
これ以上放射性廃棄物を未来に残さないようにし
本当の豊かさを探していく
笑いが好き、笑顔が好き

そんな生き方を、ステッカーと缶バッジで表現し、
隣りの人にも、そっと渡していくというものです。

草木の種を蒔くように、やさしい気持ちで、おだやかに、
意思を表現するという店主の宮崎由紀さんの考えに賛同しました。

何よりも、ステッカーと缶バッジがめちゃめちゃ可愛い♡
お友達に「さようなら〜」とでもいうように、
片手を振って「Bye Bye NUKES!」と言っている姿が、
ホントにホントに可愛いんです。

P1050468.JPG

見るたびに幸せな気持ちになります。
友人数人に配りましたが、一目見て「可愛い!」と感動。

もうすでに1000個以上売れているそう。

町でAnnyのステッカーやバッジをつけている人をみつける日を
楽しみにしています☆


 

「武器の海外移転を認める」ってニュースが年末にあって、
いくら知識のない、おバカな私でも
なんかヤバいことが起きてるって思いました。

昨日、梅田章二氏の講演会を聴きにいき
今、どんなことが起こっているのか少しわかりました。

「武器輸出3原則」を決めたとき、
日本は武器の輸出や共同開発を禁止していたのに、
いまや「平和貢献」「国際協力」のもとに
アメリカなどと一緒になって、弾道ミサイルの開発や
偵察のための無人飛行機の開発をしている。
政府の判断一つで、海外への武器の輸出もできてしまう。

おかしい。平和国家なのに、
と思いました。
戦うための、武器をつくらない国、武力を持たない国なのに。

核兵器やテロの脅威に対抗するため?
仮想敵国をつくって、いくら自らを正当化しても、
武器の開発や輸出は、結局新たな紛争を起こすきっかけにしか
ならないと、当たり前に思います。

日本経団連は、防衛産業の強化を求めているとのこと。
要するに、武器をつくることですごく儲かる人たちがいるということ。
原発問題と似ています。
大きなビジネスのために、それが日本のためだと勘違いして、
日本のトップは推し進めている、
宇宙産業すら、偵察衛星など軍事目的で利用され始めていることを
知りました。

講演会の参加者は60人ほどでしたが、ほとんど高齢者。
若い人たちが動かないで、いったいだれが
この先の日本を決めていくというのだろう、
皆が関心をもつためにはどうすればいい?
引き続き考え中です。